こんにちは、心理カウンセラーの東条直子です。
カウンセリングを受ける人の約6割から7割は女性だということをご存じですか?
自殺者は男性が7割で男性の方が多いのに、カウンセリングを受ける割合は女性の方が多いんですね。
実は、男性がカウンセリングを受けないことには理由があるんです。
でも、最近、なぜか私のところには男性のクライアントさんの割合が増えています。他のカウンセラーさんのところでもそうなのか、たまたまなのかわかりませんが、それは今後調査することにして。
私は、男性こそカウンセリングを受けるべきだと思っています。
その理由についてもお伝えしますね。
カウンセリングを受ける男性が少ない理由
カウンセリングを受ける男性が少ない理由は2つあります。
①「強くなければいけない」
元々、狩猟や戦争をするのは男性の役割とされてきました。体力的に女性よりも強いということが関係しているのでしょう。それもあって、家庭では、妻と子供を経済的にも精神的にも守る役割とされてきました。
現在は、夫婦共働きであったり、「男はこうあるべき」という社会的な期待はなくなっているとはいえ、いま30代、40代以降の男性は、「男とはこうあるべきだ!」という価値観をもった両親に育てられていることが多いので、そう思い込んでいる男性も多いです。
なので、「心が病む=弱い」「カウンセリング=弱い人が受ける」という思い込みから、カウンセリングへの抵抗がでやすいと考えられます。
②弱さを見せることへの抵抗
カウンセリングを受けることは、自分の弱さを認めることと捉えられがちです。男性は「弱さを見せること」を避ける傾向が強く、その結果、助けを求めることをためらいます。
男性こそ受けるべき理由
「男性は強くあるべきだ」と思っている人は、イライラや不安を押し殺したり、気づかないふりをしてスルーします。これは一時的には効果的ですが、スルーしてもどんどんたまっています。
そのストレスを抱えたままにすると、仕事で力を発揮できなくなったり、家庭の中でイライラをぶつけたり、ある日突然ズドンと落ち込んで起き上がれなくなったりします。
そうなっては大変ですね!
だから普段からストレスを解消したり、ため込まない考え方を身につけて感情を整理しておく必要があるんです。
感情を整理していつでもすっきりいられると、仕事で力を発揮しやすくなって、どんどん成果がでます!だって、嫌なことを引きずらないので目の前のことに集中できる、上司・同僚とのコミュニケーションがとりやすくなる、信用されやすくなる、などなど良いことばかり起きるから。
男女平等と言われますが、実際にはやはりまだまだ女性よりも男性の方が、仕事でのプレッシャーがかかりやすいのが現状だと思います。
カウンセリングは、弱い人、病気の人が受けるものではありません。
心の健康維持のため、よりよく生きるために受けるためのものでもあります。
私はカウンセラーになって15年以上経ちますが、常に1~2人のカウンセラーに相談しています。だからいつでもすっきりといられます。
まとめ
男性がカウンセリングに抵抗を感じやすい理由と、男性こそカウンセリングが必要な理由をお伝えしました。
男性のみなさん、世の中同じように悩んでいる男性はたくさんいます。
少しでも相談してみようかな…と思われたら、お気軽にご相談ください。
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カウンセリングは、カウンセラーとの相性が大事になります。
不安なこと、気になることなどございましたら、まずはお気軽にご相談ください。