「負の感情を受け入れる」と人生が好転する理由とは?

こんにちは、心理カウンセラーの東条直子です。

幸せのアンガーチェンジセラピーでは、負の感情をやさしく受け入れることで理想の未来を近づけていきます、とお伝えしています。

では、負の感情をやさしく受け入れるとなぜ人生が好転するのでしょうか。

詳しく説明していきますね。

まず、負の感情を受け入れると、ストレスが減ります!

不安、イライラ、悲しみといった負の感情を感じると、落ち着かなかったり、頭と体が重くなったりして、厄介ですよね。

でも、負の感情がでてくると、ほとんどの人は、スルーしようとしたり、なくそうともがいたり、無理やりポジティブに考えたり、楽しいことをしてやり過ごそうと必死になります。

これって、自分の負の感情を否定してるんです。

負の感情を受け入れると、無理やり負の感情を抑えつけようとすることがなくなるので、ストレスが減ります。

小さな幸せに気づくことができるようになる

2つめは、「小さな幸せに気づくことができるようになる」です。

誰にでも、いいこと/悪いこと、できたこと/できなかったこと、嬉しいこと/嫌なこと、頑張ったこと/なまけたこと、いろんなことが起こっています。

負の感情を受け入れない人は、できないこと、嫌なこと、不快なことに関心が向いています。
そして、その不快を避けるために、もっともっと頑張ったり、人に合わせすぎたり、しんどいことを避けたりします。

その悪循環に入ってしまうと、できない自分、嫌なことばかりが頭の中を駆け巡ります。

だから、自分のちょっとした頑張り、ちょっとした人のやさしさ、ちょっとした楽しみを見逃してしまいます。

負の感情をスルーしたり、抑えつけることをやめてみると、「ダメな自分…」と思っていたけど、頑張っていたこと、周りは全員敵だと思っていたけどそうでもないこと、きれいなお花をみて少し気持ちが動いている自分に気づくことができるようになります。

3つ目は、「行動できるようになる」です。

負の感情を受け入れないと、不快なことから逃げたり、避けようとします。

こんなこと言ったら笑われる
失敗したら恥ずかしい

こんなことを思っていたら、行動できなくなりますね。

そして、不快なことから逃げたり、避けたりしていると、逃げる癖がついて、新たなことに挑戦することへの不安がどんどん大きくなります。

そうなると、「これがしたいな…」と思っても、「できるはずがない」「笑われる」という心の声がでてきて、葛藤が起こります。

嫌なことを避けて安心する癖がついていると、「できるはずがない」「笑われる」という心の声に従ってしまいます。

でも、新たなことを始めるときは、誰でも不安なんです。
失敗するかもと思ったら怖くなるし、失敗した自分をイメージすると恥ずかしくなります。
これが普通の人です。

だから、何かを始めようとするとき、不安がでてきたら、

不安になるよね
誰でもそうだよ

と自分に声をかけてあげると、「不安を感じてもいいんだ」、「当たり前なんだ!」と安心します。

すべてを丸ごと受け止めて安心すると、自然に何か行動をしたくなります。

感情を味方にできる

4つめは、「感情を味方にできる」です。

感情はスルーしたり、抑えつけようとしたり、感じないようにすればするほど、どんどん膨らんでいきます。

まず、自分の中にある感情に気づいて認めてあげると、それだけで自分と感情の間に距離ができます。

あ、いま不安を感じている
あの人に対して怖いと感じている
あの人の言葉にすごく傷ついている

距離ができるというのは、客観的にみることができているということです。

客観的にみることができると、自分の感情に振り回されることがなくなります。

そして、「不安になるよね」「怖いよね」「腹が立つよね」と受け入れてあげると、スーッと消化されていきます。

コントロールしようとする必要はないんです。ただ気づいて、受け入れてあげるだけで、感情に振り回されなくなります。

負の感情には、プラスの側面もあるとブログの中で何度もお伝えしています
(過去の『ネガティブな感情は悪いもの?』を参照してください)。

負の感情を感じること自体は悪いことではありません。
嬉しい、楽しいという正の感情は現状維持の側面が大きいですが、不安、焦り、つらいといった負の感情は行動の原動力になったり、現状を変えたり、自分の願望をみつめたり、変化を促す感情でもあります。

負の感情を原動力に変えられるか、変えられないかは、自分の感情を認めて受け入れられるかどうかの違いです。

自分が好きになる

5つめは、「自分が好きになる」です。

負の感情を受け入れるようになると、できないこと、不安なこと、つらいことが、「ダメなもの」と思うことがなくなります。

「ダメなもの」ではなく、自然なこと、成長のためには必要なものという認識に変わり、うまくいく自分もうまくいかない自分も丸ごと受け入れられるようになります。

そんな人間らしい自分がかわいらしく思えてきます。

そして、失敗してもめげずに挑戦する自分、怖くても前に進む自分がでてくると、頑張っている自分が好きになります。

まとめ

負の感情を受け入れると人生が好転する理由は以下です。

ストレスが減る
小さな幸せに気づくことができるようになる
行動できるようになる
感情を味方にできる
自分を好きになる

負の感情を受け入れると、しなやかな心が育ちます。
そのしなやかな心が、良い循環を生み出して、理想の未来がどんどん近づいていきますよ。

だから、不安な時、しんどい時、つらい時、感情を否定しないで受け入れてみてください。
ひとりでは難しいという場合は、ご相談ください。

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不安なこと、気になることなどございましたら、まずはお気軽にご相談ください。

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